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絵の中の子が何の説明もなしにひどい事になってる絵を描く人が数人居る中、女の子が自然にそこで息づいているような表情を描くポストポッパーズの良心とでも言うべき絵師。

また、メンバーのほとんどが申し合わせたかのごとく幼い年齢の子をせっせと描いてる中、nekoは10代後半から20代くらいに見える女性をよく描く。それだけ現実感があり、また表情や状況から二次元的なベクトルとは異なった種類のエロスを感じ取れる意味でも他と一線を画している。

何より空間感と色の重ね方!

ちょっとやそっとツールに使い慣れているだけじゃこの密度は出せない。
かといって彼は技術だけに頼ろうとしない。むしろ絵を意識的にまとめてないようにも見える。色が乱舞する過程や筆致そのものを残す、空間が描けるのにあえて曖昧模糊とする、といった寸止め的な絵が自サイト等でも多い。また、Miscellaneousでは出力した紙の上にクレパスで直接描画する手法を取っている。
このような絵に対する実験的とも言える姿勢は印象派が目に見える光そのものを疑ったように、まるでPhoto shopやブラシツールそのものに対する批評を描く行為を通じて探っているようでもある。
…言いすぎ?!
でもデジタルツールで描くという事はそういうのに目を向けざるを得ない、もしくは向けられるのが避けられない事なのではないでしょうか? そしてこれらの絵はそういったものに十分立ち向かえられる基盤があると筆者(umelabo)は信じています。


web
「grunge cat」
http://shely.net/grunge-cat/

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